
大地との初シングルマッチでした。
イベントでは常にタッグマッチで闘っていたのですが、シングルは初。
てゆうか、もしかしたら、
今まで俺が一番大地と闘ってきたかもしれない。
大地のプロレスと、それに対する考え方は成長している。
だから、闘っている時は必死だったけど、終わって帰ってきたら色々なものがこみあげてきた。
道場でしごいた事、入寮してきた時、デビュー戦の日、
そして今は普通にZERO1の仲間だという事。
色々と思い出した。
『ある意味僕の事を一番知っている先輩』
と、大地が言うように、
確かに他の先輩方より私生活でも俺は大地と接する時間が多い。
だから、正直色々と知っている。
41年も生きて、20年プロレス生活をしていれば、
二十歳の若造が何考えてるかくらいすぐわかる(笑)
それは横山も同じだが。
ZERO1には、プロレスの技術や心得、厳しい練習を教えてくれる素晴らしい選手がたくさんいる。
私生活から接する機会が多い俺は、
やはりプロレスラーという部分を教えてあげたい。
それは、口で言う時もあれば、背中で言う時もある。
それを感じとってリングの上で闘ってほしい。
それは、俺が橋本真也に教えてもらった事でもある。
『強くてすげえ!』
プロレスラーはそれが一番だ。
でも、それ以外でも、プロレスラーとして
『すげえ!』
ってものを何か持っていてほしい。
口下手な俺だから、態度で見せていくのが俺のプロレスラーとしての一つの仕事かもしれないね。
今日はリングの上で、プロレスの技術よりも、
俺は自分の生きざまを見せて闘ったつもりだよ。